洞爺へ向けて

 ごめんなさい。

そしてありがとうございました。








どうも、hina8maです。





いよいよ旅再開の記事と言いたい所ですが、

実はほとんど自転車での移動はしていません。

帯広でのバイトを終えて、越冬の拠点となる洞爺湖町へ向かうのですが、

ここで色々とやらかしてしまい、とある方にお世話になったお話です。






今回は1週間ほどのお話をまとめた記事になるのですが、

色々と反省しなければならない点があるので、

気分を害される方がいたら申し訳ないです。








これから先の旅をどうするのか。

迷いながらも越冬すると決めて、帯広でのバイトに区切りをつけ、

そして2ヶ月近くお世話になったRHヤドカリの家さんとお別れです。








 食べ慣れた防衛糧食。

最後のヤドカリでの食事に少し寂しい気持ちになります。





 
愛車の浅葱さんのメンテナンスを済ませ
 

みぃさんとお別れ。

ヤドカリの家にいっぱい人が集まるのは、

やっぱりこの人の人柄の良さもあると思うんですよね。

必ずまた帯広に来たら顔出しますね。





愛車に荷物を積み込み出発です。


乗り出してすぐ身体の怠けを感じます。


まだ数キロしか進んでない愛国。


立ち寄っては見るものの


少し進んでまた休憩。

ひさしぶりにフル積載状態で乗った事はもちろんだけど、

11月の北海道はとても寒くて、着込んで動きにくい格好もあったのか、

全然身体が思うように動かなかったです。

ただの平坦な道なのにずっと登り坂を漕いでるような感覚。






フラフラになりながらやっとの思いで大樹町へ。

近場の風呂屋でゆっくり浸かって道の駅へ。


 ここは畳の休憩スペースがあったので、

ここで明日以降少しでも進めるように早めに休む事に。

正直あまりの進めなさにすげー凹みました。

確か30kmぐらいしか進めなかったんですよね。





自分が全く進めていないことに心配して以前お世話になった方から、

近くにいるから苫小牧辺りまで車で乗せていくよーと、

連絡を頂いたんですよね。





で、ここで一つ目の反省点。

自分なりのこだわりというか旅のルールがあって、

その地での観光とかは別にして旅先に進むのは自分の脚で行きたくて、

乗せてもらうのをお断りしたんですよね。





でもあまりにもおかしな状態だったので、

心配してわざわざ早朝に直接道の駅まで来てくれて、

もう一度誘ってくれたんですけどどうしても「うん」って

言えずに断ってしまいました。







とにかく距離を伸ばしたかった事もあり、

襟裳岬経由の道は選ばず、最短ルートの天馬街道へ。

これもこの時の状態を考えれば誤った選択でした。


路肩には雪が残るような場所。


前日感じた寒さよりもっともっと寒く感じました。






ここで二つ目の反省点は水分を十分に持ってなかったんですよね。

大樹町を過ぎて天馬街道へ向かう道中どこかで補充予定だったんですが、

見つからず、以前までの感覚でそのまま進んでしまったんです。







大した標高差でもないはずなのですが、

思うように進めず峠の途中で水分が尽きてしまいフラフラに。

元々状態が良くなかったのに、輪をかけて身体動かなくなってしまい、

路肩で倒れ込んでしまったんですよね。

これが三つ目の反省点となります。






正直な話、意識を失うという意味で倒れた訳ではなく、

とにかく休みたい一心で自転車ガードレールに立てかけて、

寝そべってたって感じだったと思います。






 次の街まで40km以上あるし、

この時既に16時回ってたので完全に失敗したなと。

とにかく少しでも身体が動くようにしたかったので、

このまま少し休んだらなんか腹に入れて、

テント建てて寝て、明日に備えるしかないか。

そんな感じで思ってた時に一台の車が止まったんですよね。






ここから先にある浦河という街に住むシュウさんという人でした。

どうやら帯広へ買い物を行く途中にこの天馬街道を通ったらしく、

昼間、平坦な道にも関わらず自転車を押してる僕を見てたらしい。

で、今の時間になってこんなとこで寝転がってるのみて、

心配して声をかけてくれたらしいです。





まあ客観的に見てもそりゃ何してんだって思いますよね。

「そのまま寝てたら死んじまうぞー」って言われて、

現在の状況を説明すると、乗っていきなさいという話に。

ここでご迷惑かけたのが一番の反省点ですね。





テントも十分に設営できる場所だったので、

ちゃんとテントの中で寝袋に包まって、

手元にある食材を補給すれば大丈夫だったと今でも思ってます。

でも、そこまで人様に心配かけた時点でもうダメですね。

ご厚意に甘えて浦河まで乗せてもらう事になりました。





早朝の助け舟を出してもらったのに断った事への罪悪感や、

結局自分の脚で進めなかった事への悔しさで、

すごく情けなさを感じました。





初めは浦河でテント設営出来る場所へという話でしたが、

結局泊まらせて頂く事になりました。

暖かいご飯を頂き、暖かい寝床を用意してもらい頭が上がりません。

色々お酒を交わしながら、お互いの話をして、

少しの間仕事手伝っていけと言って頂き、

数日の間お世話になる事になりました。







翌朝の仕事場。
 



今回お世話になった方は水道関係の自営業をされている方です。

井戸ボーリングを専門に浦河でお仕事されています。


この日は水を汲み上げる機械を修理されてました。


別の日にはポンプのエンジン部分の調整をしていたり


バッテリーの調子が悪ければ電圧をチェックして、

丸ごと交換が必要なのか判断してみたり。

話を聞くと水道業者というよりもはや何でも屋みたいに、

浦河の街の人から受けた仕事をこなしてるんですって。

この間はストーブ修理したとかいってたけ。







依頼があればすぐに荷物を積み込みし飛んで行きます。

僕はそれらの機材や荷物を詰んだり、

必要なものを手渡す助手みたいな事をさせてもらいました。





 
浦河はいい水脈があるらしく、

こうやって地下水を利用される方が少なくないそうです。

 この日はうまく水が汲み上がらない案件だったので、

正常なポンプと繫ぎ変えて問題を探ってました。

手に職、というのはまさにこの事なんだなーと。






家の周りには大きな土地広がっています。

浦河は馬の産地で有名な場所なんですよね。







そして競走馬の育成でも有名な場所。



 
すぐ近くには競走馬のトレーニングセンターがあります。

通常関係者以外立ち入り禁止で一般公開されていない場所なのですが、

ここでの水道関係の仕事をした事があるので顔が効くらしく、

動物好きな自分を連れてきてくれました。







馬を洗うこの機械や


 冬に水が凍らないようにするコレとか

トレーニングセンターの設備の設置にも深く携わったみたい。







馬の仕事は朝早く、とても大変なお仕事らしいです。

働いている方もフィリピンの方を中心に、

海外から出稼ぎの人ばかりなんだって。





家族を母国に残して大変な仕事をしているのに、

俺と目が合うとすげー元気な声で、挨拶をしてくれて、

そんでまたすげー笑顔なのが印象的でした。









おかげでいっぱい馬にも触れ合う事が出来ました。
 
本当に動物と触れ合ってる時間は幸せでした。







少しでも暇があれば車で色々な所へ連れていってくれました。



最短ルートを通るために行けなかった襟裳岬や


写真が好きだと聞くと景色がいい場所へ


日本海へ進路を途中で変えたのは、

海を見ながら走りたかったと聞けば海へ夕陽を見に連れていってくれて



北海道の自然が好きだと言うと、

自分が好きな川を紹介してくれたり


 シュウさんは色んな場所へ連れていってくれました。


 自分達は大して肉なんて食べないって言ってたのに、

俺がいるからって晩飯肉にしてくれたり。



 
荷物の重みに耐え切れなくなったスタンドを直してくれたり






たった数日ですが、数え切れない事を僕にしてくれました。

なんとなく分かると思うんですが、これだけ専門性の強い仕事なんで、

僕が隣で出来る事なんてたかが知れてるんですよね。







ほとんど隣で話を聞いてるだけだったし、

仕事で外に行く時必ずカメラ持ったか確認してくれたんですよ。

最初から俺に仕事を手伝わせる気なんてなかったと思うんですよね。









札幌である仕事へ行く際に一緒に自転車を乗せてくれて


 そのお仕事の終わり際に送って頂き、僕は洞爺へやってきました。





色々と話を聞くと、息子さんが遠方にいるらしいんだけど、

自分の仕事を継いでくれる人がいないみたいで、

俺にその気があればやらせてみたいとも言ってくれたんですよ。





それ聞いたらもう申し訳なくなっちゃって、

途中で一度出て行きますって言っちゃったんですよ。

期待に応えれないし、世話になるだけじゃ申し訳ないしで。

それ言った時の哀しそうな顔、今でも忘れらんないです。





それでもお前はバカだからもう少し仕事手伝いなさいって。

何も出来なくてもいいからもう少しいなさいって。

変わらない態度でずっと接してくれました。



俺がシュウさんに返せたものはなにもなかったです。

それを期待して何かをしてくれた訳ではなかったのに、

哀しい想いをさせる事を言ってしまいただただ反省です。






 俺の人生なんだし、俺がどこで何やってどうなろうが、

それは俺の問題だろうって以前までは思ってたんですよね。

それで他人に迷惑は出来るだけかけないようにすればいい。

ずっとそれは頭にあったんですけど、結果として、

迷惑をかけてしまったなと。





でもこれを「迷惑かけてごめんなさい」みたいに言って、

哀しませてしまう結果となったのが今回なんですよね。






ほっといてくれりゃ別に誰かに迷惑かける事になんかならないのに。

でも手差し伸べられたら、それをふり払うのなんて失礼じゃない。

それって寂しいやつじゃねーか。これぐらい素直にはなった。

けどそれを受け取ると人様に迷惑かけんじゃねーよって言われる。

俺自身も迷惑かけてんじゃんってやっぱ思うけど。

でも、それを迷惑かけてごめんっていうとその人哀しむし。

そんな感じでしばらくずーっと考え続けてました。








どんなに期待していなくても、どうしようもない事してたら、

なんとかしたいって思うのが人なのかなと僕は思いました。

だから心配してくれたり、手を差し伸べてくれるような事を、

自分の行動から招かないよう注意していかなきゃと思いました。

「人様に迷惑をかけるな」ってそういう事でいいのかなと。





いい経験というとまた語弊があるかも知れませんが、

こういう事があったからこそ、今自分の周りの人達に対して、

真剣に向き合って接するようになれたと僕は思っています。

どうしても迷惑かけたと思ってしまうから、ごめんなさい。

でもこれでいっぱい学べた事もあります。

本当にありがとうございました。





 
これで一旦旅は中断となった訳ですが、

旅はこれからもまだまだ続きます。

次回はスタート地点である兵庫から北海道への移住のお話。





それではまた!





<最後にお願い>

ご覧頂きましてありがとうございました。

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2 コメント:

  1. お節介なおばさん2015年5月20日 13:33

    いやいやいや・・いちいち面倒くさい!!

    あなたが悩むような、難しいこと考えてないから。
    たぶんシュウさんも。

    自分が、放っておけなかっただけの話で。。。。

    元気でいればいいって思ってるよ。笑

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    1. 面倒くさいやつですいませんw
      色々と複雑に考え過ぎなのかも知れませんね〜。

      僕が誰かに何かをする時そんな難しい事は考えてないですし、
      きっとシュウさんもそうなんだろうなとは思いますね。

      せっかくこうやって旅先でご厚意を受けた訳ですし、
      これからも笑顔で元気に旅が出来るようやっていきたいと思います!

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