【続・4日目】恵みの雨

駒畠に降った恵みの雨。

僕にとっても恵みの雨。










どうも、hina8maです。



無事帯広入りをした…って言ってましたが、どうやら今僕が来ているのは幕別町の駒畠という場所に来ているらしい。…という事で、駒畠でせっせと長芋の生育環境の準備に勤しんでおります。今回からしばらくは農家さんで過ごした日々について書いていく事になりますので宜しくお願いいたしますー。




仕事開始日である6月4日のお話。
この日に間に合わそうと頑張ったものの、力尽きて一旦お迎えという事になった訳ですが…朝、目を覚まして農家さんからの第一声。




「雨で畑入れないから今日休みね。」


 布団の中からこう返しました。





「ぶっちゃけ助かります。」




仕事があると言われれば必ずやるつもりでしたが、正直風邪が結構悪化してましたし、脚もだいぶ重かったので、一日休息に充てれると知り心底安心しました笑
まあ農家さんも、「今日一日休んだ方がいいよ笑」って言ってくださったのでご厚意に甘えて、一日ゆっくりさせて頂く事に。






全然晴れてるんですけどね笑



今考えたら自分の体調を考慮して休みにしてくださったのかな…。でも堀内さんも一ヶ月以上まともな休みなかったって言うし、今日は皆さんまったり出来て良かったのかな。うん、そう思う事にしよう。





今回もお世話になる堀内農場さん



農家さん改め、今後堀内さんとお呼びします。
昨年の11月、RHヤドカリの家のみぃさんのご紹介で縁があって、同じく日本一周中のイデップと一緒に2週間、長芋の収穫のバイトをさせて頂いた農家さんですね。



すごく良くして頂いてましたし、旅を再開したら是非もう一度お会いしたいなーと考えていたんですよね。ちょうど今年の4月頃だったかな、「長芋の播種作業が始まるんだけど、やってみない?」というお誘いをくれました。



せっかく収穫やったので一からやってみないかい?的な感じで誘ってもらったんですが、まだ以前働いていたホテルの契約期間残ってたんで最初はどうするか迷ったんですよ。でも旅をする最低限の資金も貯まってたし、僕もすごく興味のあった仕事だったし、何より必要としてくれてる所でもう一度世話になりたいなと思いました。



そんな感じでホテルを5月末退職にして、途中からにはなりますが、長芋のお仕事を手伝わせてもらう事にしました。どんなお仕事かはこれから追々ご紹介していく事にしましょう。





朝食はフライドポテト



芋に多少詳しい方は知ってると思いますが、「インカの目覚め」という芋で作ったフライドポテト。ハート形になったのがあったので一緒に揚げて頂いたんですけどすごく可愛らしいですよね〜。ちなみにこのインカの目覚めは栗みたいにすごく甘くてとても美味でした!



少しお家でゆっくりさせて頂いた後、堀内さんの案内で初夏の農場を案内してもらう事になりました。





ビニールハウス



中には家庭菜園の野菜がいっぱい植えてありました


ナス


アスパラ


堀内さんに丁寧に説明してもらいます



まだまだ収穫前の野菜もいっぱいありましたが、採れたての野菜をすぐ食べれるのはすごくいいですよね。後々買い物行く時に思ったんですが、スーパーで野菜ほとんど買わないんですよねー。ほとんど自分の家で作ってる野菜でまかなえてるらしい。



引き続き、畑に案内してもらう途中の事でした。

「ごめん言いにくいんだけどさ…」









「すずらん家の周りに生えてるんだよね…」



はい、いっぱい生えてました。
昨日必死こいて群生地に行った意味!笑
まあ香りを楽しむのはあそこしか出来ないし…ね?




雨上がりのすずらん



水滴がキラキラして綺麗。
こっちは自由なアングルで撮影出来たし、正直ここで撮ったすずらんの写真の方がよく撮れたなーとかなり複雑な心境になりましたよ笑





ビート畑



砂糖の原材料と言えば、さとうきびを想像する人がほとんどだと思いますが、北海道ではビートという野菜が砂糖になります。カブみたいな見た目してるんですけど、かじったらまんま砂糖みたいな味でちょっと面白いです。






広大なビート畑



普通野菜って収穫量で計算される作物がほとんどだと思いますが、ビートは糖度で計算されるらしいです。どれだけたくさん採れたかも大事ですが、それ以上にどれだけ甘いビートが作れたかで価格が決まるんだって。



堀内さんとこは、この駒畠地区では収穫量、糖度ともにトップクラスらしくメインの作物として育てているようです。




ビートの苗



六角形のビートポットと呼ばれる紙で出来た筒みたいものの中に、一つ一つ手作業で種を植えて芽を出すようです。




 成長するとこんな感じ



ちなみに苗を生育作業は先ほどビニールハウスの中で行われます。 家庭菜園はこの作業が終わってからやってるみたいですね。
 




育った苗はこれに載せて運びます



これにずらっと苗を並べて、トラクターかなんかで畑で運ぶみたいです。正直この辺りはあんまり



長芋畑



お次は長芋さん。昨年はこの畝の上をトラクターに設置された椅子に腰掛けて、 ひたすらイデップと長芋抜きまくったなー。あの時期は雪がうっすら積もったりしてたので、少し雰囲気は違いますけど、なんだか懐かしく感じました。
 



種芋



長芋って長芋から生えて来るって知ってました?長芋小さく切って、断面に粉の石灰をつけて、コルク状にするらしい。それを同じ倉庫で温度と湿度管理して、発芽させてから等間隔に畑に植えていくんですって。



今説明した部分だけでなく、植える準備段階でとんでもなく手間かかってるんですが、今日はこの辺りにしときましょう。別作業の時に説明した方が分かりやすいと思うのでそれはまた明日以降に笑



とにかく長芋はすごく手間がかかる事だけでも、伝わると嬉しいですね〜。






続いて小麦畑


きたほなみと呼ばれる品種



主にうどんの原材料となっている品種です。この小麦も収穫が大変らしく、小麦を刈り取る機械があるんですけど、それがすごく高い機械らしいんですよね。で、いくつかの農家さんでお金出し合って共同で購入してるらしいんですが…



各農家さんで作ってる小麦も品種がバラバラ。

で、刈り取った後丁寧に機械を掃除しないと微妙に小麦が残ってしまうらしいんですけど、その状態で別の品種を刈ると別の品種同士が混じってしまうらしいんですよ。そこで少しでも違う品種同士が混じってしまうと、外品(規格外)扱いになって全く収入にならないらしいんですよね。

 


すごくシビアな世界です。





じゃがいも畑



でんぷん用のコナフブキと呼ばれる品種が植えられてます。でんぷんって何?って感じで僕は思ってましたけど、片栗粉の事を言うらしいです。じゃが芋のホクホクしてるかどうかとか、煮くずれするかどうかとかはこのでんぷん量で決まるんですって。

 



一見何も植えられてないようですが…



ここは人参畑です。
微妙にちょこちょこ見えてますが、これから少しずつ芽が出て来る段階らしいです。



面白いなーと思った話で、農家さんの間では「人参御殿」という言葉があるそうな。人参ってすごく値段の変動が激しい作物らしいんですけど、かなり値が高く付いた年に成功すると、いわゆる家が立つぐらいかなり大きな利益になるそうです笑



畑の説明はこんなもんですかねー。



畑の脇にはたんぽぽだらけ



僕らにとっては可愛らしい雑草ですが、農家さんにとってすごく迷惑なんですって。たんぽぽ自体それほど害ではないけど、虫は黄色い花に寄って来る習性があるらしく、そこに寄って来る虫の被害が大変らしいです。



できればたんぽぽは全部刈り飛ばしたいらしいです笑




十勝の雲


見る度に表情が変わります



素晴らしい景色。
日本どこにいても同じ空見てるはずなんだけど、なんかここで見る雲は立体感というか質感というか、ひと味違う雲に感じてしまう。一歩家を出ればこの景色だもんなぁ、いいとこだわ。






おひさしぶりのえなが様



前回ブログで紹介した時は名前間違ってほんとすませんしたー!お父さんお母さんの家の洗濯機の上で寝ていらっしゃいました笑

 


鉄パイプの山


この量である



ここにあるだけで大体3500本って言ってたけ。
これを明日から長芋畑にぶっ刺すのが、僕のお仕事な訳です。
北海道弁で棒の事を「ぼっこ」と言うので「ぼっこ立て」と言われるお仕事です笑



去年帯広滞在中に派遣された農家さんで、これまた同じ日本一周中のゆ〜た君と二日間に渡って抜きまくってたのが思い出されます。その時は長芋のポール抜きって言ってましたけど、あれもクソしんどかったから、このぼっこの山を見て若干震えましたね…。



そこから農作業の器具のご紹介〜。




長芋掘る機械(プラウ式)


なんか専門的な名前があると思ったら別にそういうのは無いらしいです笑。これをトラクターに付けて、長いもの畝の上を走るとあら不思議。地中からぽこぽこ長芋の先っぽが姿を表します。この両サイドに僕とイデップが椅子に座って長芋を待ち構えてた訳ですねー。いや、ほんと懐かしい。





チェンソーや


インパクトまで


こんなデカいの初めてみた笑

 


トラクター(青)



今回の農作業でよくお世話になる子です。



トラクター(赤)



個人的にこいつの見た目すごい好き。
各メーカーごとに配色が決まってるらしく、青は日本のISEKI製、青はファーガソンという海外製のトラクターらしい。





散水機



堀内さんの家で一番デカい機械。
その名の通り水を撒く機械ですねー。
通称「雨乞い機」と呼ばれるらしい笑

 


家の周りにはちょうちょ



堀内さんのお母さんが「このちょうちょは十勝にこの時期しかいない珍しいやつでねー」って最初教えてくれて、名前なんて言うのか聞いたら「カラフトタカネキマダラセセリ」 っていうからすげー!!珍しい!!って驚いてたんですが、お母さんよく見たら「あ、これ違うわ」って言っててワロタ。


たぶんベニシジミっぽいです。




これもシジミ?



詳しい人いたら教えて。
てか蝶々の名前でシジミってなんか違和感あるよね。




キツツキ



家を一歩出れば自然がいっぱい。
お店とか観光地とか何もないけど、すごくいい環境だなって思いました。





お昼ご飯はカレー!



堀内さんの家で作っているシンシアという品種のじゃが芋を使ったカレー。このシンシアは荷崩れしにくいらしく、圧力鍋で作ってもこの通り。ホックホクで大変美味でした。ごちそうさまです!



その後はお家でまったりした後買い出しへ。





車の中からの一枚



だから雲どうしたよ。
十勝に来て、空を見上げる回数が増えましたね。



そして少し夜になり、晩ご飯。




鹿の焼き肉



これ狩猟免許をお持ちである堀内さんが、今年の冬に倒した鹿だそうな。解体して、各部位ごとにきっちり処理して、ジップロックにいれて冷凍保存されてました。奥がサガリ、手前がももです。




もも肉



鹿って臭いって話よく聞いてましたけど、マジで美味かったです。臭みはほとんどなかったので、ちゃんと血抜きしてるんですかー?って聞くと…急所を打ち抜いてしばらく置いておくだけで、ちゃんと血抜けるんですってー。ちなみに一頭倒すだけでこの時は16kgほどのお肉になったそうです。

 

肉まで自給自足するとは…。
失礼ながらご夫婦でひと月どれぐらいの食費かお伺いした所、なんと米代も含めても一万円もいかない事がほとんどだそうですよ。そりゃ野菜もあれだけ手に入るし、肉まで手に入ればそうなりますよねー。





予想以上に柔らかい



お店で出されるやつは臭みを消すために、結構香辛料臭かったりするんですけど、しっかりお肉の味がしてすごく美味しかったです。下処理とか調理時に少し工夫するだけで食べやすくなるらしい。



北海道入りした当初は鹿見てすげーって感動してたもんですけど、今はいっぱい増え過ぎて大変だって話ですしね。なにより、鹿は農家さんの作物を荒らす言わば「害獣」な訳なので、その辺りに野放しにしとけないんだって。



狩猟行為に対する賛否って色々あるだろうけど、農作物への被害も減らせて、奪った命も無駄にせずいただくなら僕はいいんじゃないかなと思っています。普段意識していないだけで、人間って生きるために色んな命奪ってますしね。昨日平取で見た鹿を思い出し、噛み締めながら頂きました。



ごちそうさまでした。






他にも野菜をふんだんに使ったお料理



コンソメのゼリー寄せの中には僕の苦手な野菜がてんこもりだったんですけど、不思議と食べやすかったですねー。ツルっといけました。長芋のシャキシャキ感がたまらん。


そしてアスパラは茹でただけなんですが、これがまたすごい甘いんですよ。新鮮な野菜って下手に味付けしなくてもうまいって聞いてましたけど、ホントなんですね。
初日からたくさんの美味しいご飯を頂き幸せな日でした。
「滞在中にパンパンに肥えさせる」と宣言され、体重計に乗る度に震える毎日を送る事になっております笑



そして次回からいよいよ長芋のぼっこ立て、始まります。



それではまた!



使用金額:0円
走行距離:0km
累計距離:0km



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1 コメント:

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